1964-05-06 第46回国会 衆議院 農林水産委員会 第43号
それからでん粉関係の消費というものは、決して停滞しておらぬわけでございますから、そういうような事情を勘案した場合は、需給関係あるいは諸物価の価格関係からいうと、でん粉の価格は、馬澱にしても甘澱にしても、ある程度堅調を維持するのじゃないかと判断しておったのが、急激にこれが暴落という形が出たわけで、われわれとしても、原因が那辺にあるかということをいろいろ検討しているわけです。
それからでん粉関係の消費というものは、決して停滞しておらぬわけでございますから、そういうような事情を勘案した場合は、需給関係あるいは諸物価の価格関係からいうと、でん粉の価格は、馬澱にしても甘澱にしても、ある程度堅調を維持するのじゃないかと判断しておったのが、急激にこれが暴落という形が出たわけで、われわれとしても、原因が那辺にあるかということをいろいろ検討しているわけです。
ただ、詳細にその中におきましての若干の動きを見ますると、まずでん粉の供給量について考えてみますると、甘澱と馬澱では若干事情が異なっておるようでございまして、馬澱のほうの需要につきましては、むしろ不足ぎみのような推算ができるのに対しまして、甘澱のほうにつきましては、当初われわれが予定いたしておりました生産量よりも若干ふえておるということもありますほかに、その後の事情によりまして、繰り越し在庫あるいは実需者
それとも甘澱、あるいは馬澱を生産して、それを取り扱っておるところの協同組合系統でもって結晶ブドう糖の工場を持つのがいいか、どっちか、どういうようなお考えか、その点を一つお伺いいたします。
馬澱につきましては、歩留りの改訂を実はいたしております。前年度に比べまして本年度の計算は、一四・五に対しまして一五ということで、その方が実態に合ってできているように見受けられますので、そういたしますと、他方副産物につきましては、前年と比べまして引き下げるというのが妥当と認めまして、これは引き下げるということにいたしました結果、先ほど申し述べましたような価格ということにいたしたわけでございます。
○大和田説明員 先ほども申し上げましたけれども、バレイショの歩どまりの一五%という数字は、私どもの両三年間の調査の結果でも確実な歩どまりということでございまして、ちょうどカンショで二一%という数字に見合う数字がバレイショで一五%ということで、私たちは実情に合わせて計算をいたしたので、特別に馬澱の加工賃を落すというつもりは毛頭ないわけであります。
○本名説明員 原料価格の確保ということについては、先ほどもちょっと申し上げましたが、一つの方法として団体契約の制度といいますか、その行き方を一つ確立したいということで、これはぜひ一つ馬澱に限らず、もちろんカンショにおいてもそういうような処置を必ずとるつもりでおります。
○大和田説明員 御指摘のように馬澱の米粉の値下りよりも製粉の値下りが大きいわけでございますが、米粉から製粉までの歩どまりの率を多少実情にあわせて変えましたことが一番大きな理由であろうと思います。ただ実は馬澱を政府に買いげ上を要求する場合に米粉でやるか製粉でやるかということは生産者がどちらが有利かということできめるわけで、私たちもどちらでなければいかぬというふうには考えておりません。
作柄につきまして私は疑問があるのでありますけれども、今まで長官にいろいろ質問しました生産量の問題だとか、あるいは物価の問題だとか、あるいは澱粉含有量の問題、目下の澱粉の市況の問題、そういうようなこと、それから澱粉を新しい用途に持っていく、こういうような観点からいたしまして、私は少くとも昨年に比べましてカンショ及び馬澱の価格を下げなければならぬという要素は一つもない、こういうふうに考えられるのでございまして
馬澱で五百七十万程度、合せまして四千万貫をちょっとこえます。この春から——春と言いましても、夏と言いました方がいいのでありますが、処分いたしました数量は、主として甘澱でございますが、六百万貫近くに達しよう、こう存じます。
それは、澱粉の第一次の買い上げは、カンショ澱粉が五百万貫、それから馬澱が百万貫、これが第一次であります。その結果多少の成果を見たようでありますけれども、依然として澱粉の値段は下る一方でございましたが、そのうち馬澱は多少の維持を見ておったわけであります。
馬澱は三百八十五万貫の予算でございますが、今百万貫の予算を使っておりますから二百八十五万貫の予算が残っておる、こういうようなことになっておりますが、こういうほんとうに零細農家の、しかも代替作物がないイモ作地帯の農民でございまして、米作帯で米によって生活しておるのと同等に、イモ作帯においてはイモによって生活しておる、こういう農民でございますから、予算のある限り一つ救済方法といたしまして、本年度こういうような
また馬澱にいたしましても、小樽の同日の現物が二千百五十円である。政府の支持価格は御承知の通り二千三百四十一円でございまして、これも大へんな隔たりがある、こういうような状態でございます。
このような状況に立ち至っておりましたので、三月におきまして甘澱並びに馬澱の政府買い入れを行なったのであります。その後その買い上げの効果が若干市況にも反映いたしたのでありますか、甘澱につきましては、千六百円を上回る千六百二、三十円という市況を示して参りました。馬澱につきましても、二千三百円前後を示して参ったのであります。
従って、農林省の方には農政研究会等から、甘澱七百万貫、馬澱二百万貫の申し入れをしておりますが、聞くところによりますと、馬澱に関して穀物市場における価格が強い、こんなような関係で買い入れをちゅうちょする、そういうふうに聞いております。
○説明員(斉藤誠君) 今申し上げました数量につきまして、ちょっと馬澱の方を申し上げなかったのでありますが、つけ加えて申し上げます。バレイショ澱粉の方も、三月末に約百万貫だけありまして、その後に入庫されるだろうと思われる数字が約二百万貫、従って、今お話しありましたように、約三百万貫ということになりますが、このうちのやはり一部は当然市販に流れてゆくことになろうと思うのであります。
○藤野繁雄君 それでは、最後に、食糧庁長官のさっきのお話を承わって、三十二年度の予算で相当数量の甘澱及び馬澱購入の方針だというようなことであるのでありますから、ぜひ現在の市価を圧迫せず、カンショ澱粉及びバレイショ澱粉の、少くとも甘澱では七百万貫、バレイショ澱粉では二百万貫の購入ができるような方面に、最善の努力を払っていただく。
また馬澱については、小樽市場の状況からすれば、支持価格をある程度上回っておるというようなお話でありますけれども、これも自然下回るようなことになるのではないだろうか、こう考えられるのであります。